「デキタス」が、大分県教育委員会「ICT家庭学習支援システム」に採用されました。
当社は2023年6月1日(木)より、不登校児童生徒の家庭での学びを支援することを目的として、オンライン学習教材「デキタス」を大分県教育委員会へ導入開始いたしました。不登校支援を目的とした、自治体による「デキタス」の採用は、神奈川県横浜市・秦野市・海老名市・奈良県奈良市に続き、今回で5例目となります。
【全国における不登校の状況】
不登校とは、学校を30日以上欠席した児童生徒のことを指します。文部科学省「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によると、2021年度の不登校の小中学生の人数は24万4940人と過去最多。うち小学生は8万1498人、中学生は16万3442人と、ともに前年度より大幅に増加しました(下図参照)。
【大分県の不登校対策】
大分県教育委員会は、不登校の児童生徒とその保護者を支援する関係機関や民間団体の情報をまとめたリーフレット「不登校児童生徒支援ガイド」を作成するなど、不登校支援を積極的に展開。市区町村単位ではなく、県を挙げて不登校支援に取り組むのは、全国的にも珍しいことです。
【「デキタス」契約の背景】
「デキタス」は、全国の中学校の不登校児クラスやフリースクールで多く使用され、その効果が実証されています。大分県教育委員会は、不登校児童生徒が自宅で使用できるICT教材として「デキタス」に着目。「学習のしやすさ」「管理画面の見やすさ」「価格の安さ」が評価され、このたび正式な採択となりました。特に、管理画面上のデータの視覚化によって、教員が生徒の学習状況を把握しやすくなったことで、「出席扱い認定制度※」に必要な単位認定もしやすくなりました。
※不登校の児童生徒に対して、ICTを活用した自宅学習で出席扱いにするという文部科学省が打ち出している方針