お知らせ

「箱根土曜塾」21年度受講生27名全員が志望校に合格しました。

当社が運営を委託する「箱根土曜塾」は、21年度受講生27名全員が志望校に合格したことを報告いたします。

神奈川県足柄下郡の箱根町教育委員会が開講する「箱根土曜塾」は、箱根町の高校受験対策として、町内の中学3年生の学習支援の場を提供することを目的とした公営の塾です。5期目となる今年度は、2021年8月3日~2022年2月11日の期間に計30日間開講しました。

箱根町には大手の進学塾はなく、町内の中学3年生の約半数が、隣接する小田原市内へ片道30分~1時間強かけて通塾しています。家庭の事情によっては通塾をあきらめているところもあり、勉強できる環境づくりが課題でした。
そこで当社は、塾に通いたくても通えない受験生を支援するため、2017年より箱根町教育委員会(以下「箱根町」)が開講する「箱根土曜塾」の運営を受託。官民一体となった公営塾の運営は全国的にも珍しく、また毎年高い合格実績※を上げています。
※過去合格実績:2017年度 92%・2018年度 95%・2019年度 100%(私立専願者を除く)・2020年度93%

授業は「デキタス」で視聴し、演習については日頃より高校入試対策を中心に中学生指導を行っている個別指導教室「城南コベッツ」の講師を派遣。教材は、過去の神奈川県公立高校入試問題を分析し、参加者の学力を考慮しながら作成。指導対象教科は「英語」「数学」のほか、「理科」「社会」を冬期および直前期に追加し、「国語」についても「デキタス」により補習的に学習することが可能です。さらに、「英語」と「数学」は直前期に試験対策として総合問題も加え、実戦力も鍛えていきます。

また、コロナ禍における対策として、下記も講じました。
受験情報の発信
例年9月から本格化する学校説明会、オープンキャンパスなどが緊急事態宣言で中止や延期になったため、受験に関する情報発信を増やしました。
振替や復習の時間の設置
緊急事態宣言が明けた10月頃からは高校説明会・見学で欠席や早退などが一気に増えたため、急きょ振替や復習の時間を設けました。
臨機応変な運営体制の構築
体調不良時における連絡網を、受講生だけではなく講師にも構築し、臨機応変に対応できるようにしました。

当社では、中期経営計画の基本戦略として「学びの個別最適化」を追求し、EdTechの有効活用による学力向上モデルの構築を図っております。「箱根土曜塾」では、「デキタス」を利用した重要ポイントのインプットと習熟度別演習によるアウトプットを組み合わせた手法によって、ICTを利活用した個別最適化学習を実現。生徒の主体的かつ協働的な深い学びを促進し、短期間での学力向上に効果を上げており、民間企業×教育委員会の先行事例として多くの反響をいただいております。
同時に「SDGsへの取り組み」も強化しており、オンライン教材を活用して学習機会を広く提供することで、「経済的格差・地域間格差の是正」を目指しております。

2021年度「箱根土曜塾」開催概要

対象:神奈川県足柄下郡箱根町に在住の中学校3年生
期間:2021年8月3日(火)~2022年2月11日(金)
場所:箱根町社会教育センター(箱根町小涌谷520番地)
科目:英語・数学・理科・社会

「箱根土曜塾」とは

神奈川県箱根町からの業務委託を受け、株式会社城南進学研究社が運営する、官民一体型の学習支援事業。「習熟度別グループ講義」「アクティブラーニング」「ICTの活用」により、限られた時間内で最大限の学習効果を上げる指導を行います。
箱根土曜塾ホームページ